生と死をテーマとした作品で知られ、9月に悪性脳腫瘍のため亡くなったノンフィクション作家の佐々涼子さんを偲ぶ朗読会が15日、佐々さんと親交があった岩手県釜石市の書店で開かれました。

読会を開いたのは岩手県釜石市の桑畑書店の店主、桑畑眞一さん(71)です。
会場は東日本大震災で被災した人々が暮らす災害公営住宅のビルの1階にある、広さ15坪ほどの書店の店内です。

会には遠く東京や茨城からも愛読者が駆け付けました。
店内には笑顔の佐々さんの写真が飾られ、釜石で劇団を主宰する小笠原景子さんが佐々さんの遺作となったエッセイ&ルポルタージュ集『夜明けを待つ』を朗読しました。