岩手県の達増拓也知事は県内でクマの人身被害が相次いでいることを受けて、2025年度の上限の796頭を超えた1000頭規模の捕獲を行う方針を示しました。
達増知事は31日の定例記者会見でクマの捕獲について次のように述べました。

(達増知事)
「9月末時点で714頭と確認されている。既に(捕獲上限の)796頭を超えているかもしれません。それに加えてさらに200頭を目安に捕獲するということです」
県内では2025年度、7月の北上市をはじめ10月27日の一関市などで計5人がクマに襲われ死亡する被害が発生しました。

県は今年度796頭と定めているクマの捕獲数の上限を超えて捕獲しているのに加えて、環境省の事業を活用して、さらに200頭を増やし、合わせて1000頭規模の捕獲を行うということです。

また、秋田県では27日、相次ぐクマの人身被害を受け、防衛省に自衛隊の派遣を要望しました。
これについて達増知事は、現在陸上自衛隊岩手駐屯地とやり取りしていると説明しました。
(達増拓也 岩手県知事)
「(支援の)あり方について情報交換とか意見交換を特に今進めているところです」

今後応援の要請を行うかについては、来週開催する県の幹部会議で協議する考えです。
 
   
  













