なぜ群馬が“静電気県”に? 美肌との関係は…

井上貴博キャスター:
ここからは静電気をテーマにみていきますが、実は「静電気を最も感じる県」というのは圧倒的に群馬県です。「頻繁に静電気を感じる」という方が41%いるとのことでした(ウェザーニュース調べ)。

「もう静電気を感じた?」という質問に対しても、山脈があるので、日本海側と太平洋側で回答がきっぱり分かれています。

「静電気をまだ感じてない」という回答は秋田県、山形県、新潟県、富山県、福井県、鳥取県など、日本海側に集中しています。ある程度潤うので、やはり静電気をあまり感じないようです。

一方、群馬県は「頻繁に感じる」という回答が目立ちます。TBSテレビでも、群馬県を走るニューイヤー駅伝を放送していますが、とんでもない乾燥です。風も強いですし、キャスター陣も「絶対に喉を守らなきゃ」となります。

では、群馬県ではなぜ静電気を感じるのかというと、季節風が吹き、雲が発生して日本海側で雪が降るため湿気がなくなってしまい、乾いた風が群馬県に吹くというメカニズムのようです。

夏はフェーン現象が起きるのでしょうか?

広瀬駿 気象予報士:
山越えをする気流というのは気温も上がりやすく、空気も乾燥します。冬だと新潟で大雪になればなるほど、その風下側の群馬県では、空気がぐっと乾燥するのです。

井上キャスター:
乾燥すると風も強いので、洗濯物はよく乾きますが、肌にとっては厳しいです。POLAが調べた「美肌県グランプリ2018」というデータをみてみましょう。

【美肌県グランプリ2018】(POLA調べ)
1位:島根県
2位:秋田県
3位:石川県
(中略)
45位:茨城県
46位:大分県
47位:群馬県

1位の島根県は美肌偏差値78.64を叩き出していますが、47位の群馬県は美肌偏差値19.57と、かなり開いています。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
群馬県民の方は納得いっているのでしょうか…。

ホランキャスター:
確かに乾燥すると、肌も砂漠みたいになります。美肌か、美肌じゃないかということよりも、肌の潤いを保つことが難しいですよね。

井上キャスター:
あまりフォローにならないかもしれませんが、群馬県で美肌を保っている方は、いかに大変ななかケアしていらっしゃるかということがいえそうです。