「さくば」の存在を後世に伝えたい
11月26日。閖上小中学校の3年生の児童を前に、橋浦さんが講師として特別授業を行いました。
スクリーンには、震災前の閖上の写真。子どもたちにクイズを出します。
司会:
「この船、なんていう名前かわかる?3文字です。」
児童:
「ボート!」「カヌー!」「ヨット!」「ぎょせん!」
司会:
「みんな絶対出てこないと思うんだけど、覚えてほしい。なぜならこれは、閖上でしか通じない言葉。閖上だけで使われている言葉なんです」
橋浦武さん:
「これは、『さくば』という小舟です」

さくばに自転車を載せて向こう岸まで渡ったり、しじみとりにでかけたりしたことなど、川の流れとともにあった人々の生活の様子を子どもたちに語りました。