島根県松江市は、円安による建設資材高騰などの影響で現在進んでいる新庁舎建て替え工事の費用が4億円余り増えると明らかにしました。
増額は3回目で、当初の計画から1割近いアップになります。
松江市の新庁舎は1期工事分が去年5月に供用開始し、現在、2期工事が進んでいます。建物の工事は来年度中に終わり、再来年5月頃には各部署の引っ越しも終わる予定です。
松江市・上定昭仁 市長
「出来るだけ工事費が嵩まないような、かと言ってスペックが落ちないような形でいろんなに工夫を日々させて頂いております。何か無駄があって数字として積み上がっているものではない。」
19日の定例会見で、上定昭仁市長が明らかにしたところによりますと、市は、今月26日開会の市議会に今年度分として1億3985万円を補正提案し、最終的に4億2000万円を増額補正して補正後の事業費は163億8500万円となります。
財源には主に市債を発行してあてるとしています。
市庁舎の建て替え費用は当初150億円とされていましたが、円安によるコンクリートや鉄など建設資材の高騰や作業者の労務単価改定に伴いおととし5億7500万円。去年は3億9000万円、それぞれ増額補正されています。














