10年前より保育園は入りやすく でも解消されない不安…

一方で、10年ほど前からこうした広場を運営するなどして多くの母親と会話をしてきたNPO法人の猫田さんは実感として、保育園には入りやすくなっていると感じています。
NPO法人 e子育てセンター事務局長・保育士 猫田久美子 さん
「(10年前は)待機になりましたって声もあったし、年度途中で入れましたって声はまず聞かない印象だったんですけど、最近は『年度途中でも入れました』『来月から保育園です』って声を聞くようになりました」
実際に、10年前と比べると保育施設の定員は大幅に増えました。県や広島市は県庁や商業施設といったさまざまな場所に保育園などを設置したり、保育士の確保に力を入れたりと深刻な待機児童の解消に取り組んできたからです。
しかし…
NPO法人e子育てセンター事務局長・保育士 猫田久美子 さん
「お母さんたちの保活に対する不安は全然変わらない印象があります。まず何をしていいか分からない。入れるかどうか不安。」
「保活」に対する不安は解消できていないのです。