以前は東京の理化学機器商社で営業職をしていたという照井麻美さん。
働きづめの生活から環境をかえたいと思った照井さんは2019年に、かつて訪れたことのある新潟県津南町へ『地域おこし協力隊』として移り住みました。
現在は、町からの委託を受けた『津南町移住コーディネーター』として週5日、町役場に通っています。

そんな照井さんが良く通うのが、『よらねぇかい』という直売所。

「糸ウリ。新潟だとけっこう有名みたいですけど、私はこっちきて初めて食べた」
「食がすごく豊かなことは本当に最高だと思う」
「食べるに困らないという“食への安心感”。誰が作っていて、顔と名前がわかるところでごはんが食べられるって、ありがたいことだし、幸せだなと」

この直売所を運営している尾池美佐子さん(76歳)は、34年前に津南町に移住した“移住者の大先輩”で、照井さんの活動を応援しています。

【照井麻美さん】
「尾池さんは『いいところがあるのに』を気づいてくれる」

【尾池美佐子さん】
「感じないんだね、ここで生まれ育った人は。それがもったいない…」

「津南のいいところに気づいてもらって」
「まずは来てもらうということですよね」