オリンピック開催の今年 ”四輪台風” あらわれる

11月12日午前3時、台風25号が発生し、天気図上に22号~25号が現れてしまいました。
”オリンピックの年に台風は多く発生する”というイメージについては、説明できませんが、晩秋の11月に台風が次々に発生した理由はわかります。

台風が、さらに発達する、あるいは勢力を維持する海水温度27℃以上の場所を台風の衛星画像に重ねてみると、ほとんどの台風がそのエリアに入っていることがわかります。

また、11月11日時点での海面水温の平年差を見ると、台風が存在する海域は、平年に比べ海水温度が1~2℃も高いことがわかります。
この夏は、去年と並び観測史上最も暑い夏となりましたが、その名残が海水温度の低下を妨げ、台風を続々発生させているといえるのです。
RKB気象予報士 龍山康朗