30年ぶりの決選投票の末、石破氏が内閣総理大臣に選出

衆院本会議で午後2時半ごろから始まった総理大臣指名選挙で、主役となるはずの石破総理はうつむき、眠っているように見えます。

1回目の投票では決着がつかず、石破総理と野党第一党・立憲民主党の野田代表による決選投票に持ち込まれました。決選投票になるのは1994年以来、30年ぶりです。

そして午後4時すぎ…

額賀福志郎 衆院議長
「決選投票の結果、石破茂君を総理に指名することに決まりました」

無効票84票。野田氏160票に対し、221票を獲得した石破氏が、第103代内閣総理大臣に選出されました。

11日夜、石破総理は第2次石破内閣を発足させました。

石破総理
「実に厳しい選挙の結果を受けまして我々自由民主党は、今度こそあるべき国民政党として、生まれ変わらなければならない」

ただ、今後の政権運営は前途多難。野党の協力なしには進みません。決選投票を終えた石破総理は、早速、各党にあいさつ回り。丁寧に握手し言葉を交わします。

国民民主党を訪ねると玉木代表は取材対応に追われ、不在。その後、遅れて駆けつけました。