■安発さん、結婚で決意新たに。めざせ「空飛ぶ海猿」!

束の間の休日。安発さんは仙台市内のジュエリー店を訪れました。10月に結婚することになり、結婚指輪を購入しに来たのです。


安発匠さん:
「実感がどんどん湧いてくる・・・責任の重みを感じる」


常に命の危険と隣り合わせの機動救難士の仕事をそばで支えてくれる家族のためにも、さらなるレベルアップを誓います。

安発匠さん:
「改めて家族ができるという実感と、誰かのために働くというところで、気合いがより一層入った」


出動に備え、実際の断崖絶壁でレンジャー訓練が行われました。
安発さんも基地で行った訓練の反省を生かそうと奮闘します。


後輩の姿に先輩隊員は、かつての自分の姿を重ね成長を見守ります。

先輩隊員:
「先輩の指示に対しても、上手く答えられない状況で当時の私を見ているような気持ちでちょっと懐かしいものもあった。回を重ねるごとに技術が上がっているのを見られて、こちらも指導してて嬉しいなという部分がある」


この日は前回より大幅にタイムが縮まり自信につながったという安発さん。しかし、まだ満足はしていません。

第二管区海上保安本部仙台航空基地 安発匠さん:
「不安定な地形でもタイムを縮められたというのは、自分自身大きく成長できた部分。スピードや技術の面で向上できる部分は多々あると思うので、ひとつずつ少しずつ成長していきたい」


助けを求める誰かのため、大切な命を守るため「空飛ぶ海猿」になりたい。大きな目標を胸に新人機動救難士の挑戦は続きます。