今年4月、第二管区海上保安本部の仙台航空基地に2年ぶりに新人の機動救難士2人が配属されました。「空飛ぶ海猿」とも呼ばれる一人前の機動救難士を目指して、厳しい訓練を重ねる新人隊員を取材しました。

先輩隊員:「何分だ今!」
新人隊員:「すみません、把握してません」


先輩隊員:「なんで把握してねえんだよ!あと何分かかる!」
新人隊員:「あと1分!」


6月17日、先輩隊員から厳しい声が現場に飛んでいました。行われたのはレンジャー訓練と呼ばれるロープでの降下訓練です。


訓練に臨むのは、今年4月、第二管区海上保安本部の仙台航空基地2年ぶりの新人機動救難士として配属された、安発匠(あわ・たくみ)さん(26)と宮島祥(みやじま・しょう)さん(29)の2人です。

第二管区海上保安本部仙台航空基地 安発匠さん:
「千葉県出身で海が近いということもあって海が好きになって、好きな海で人の命を救いたいと思って(志願した)」