子どもの被害 “大人”と“行政”は何をすべき?
ホランキャスター:
「5分ほど見た中では見当たらなかった」と返答すること自体が、園としてこのような事例に対する意識が低いのかなと感じられてしまいますよね。

TBSテレビ 調査報道部 樫田小夜 記者:
現在の虐待の調査は、国のガイドラインの中でも、まずは問題を起こした園が調査することになっていて、行政側は相談を受ける、情報提供を受けるという受身側になっています。
ただ、保育の現場はとても大変なので、こういう問題が起きたときに、保育園が徹底的に調査することは、なかなか難しいところもあります。
子どもが被害を訴えることは難しいので、大人が、行政が責任を持って調査をすることを徹底していく仕組みを作らないといけないと思います。
井上キャスター:
きっと行政も踏み込みきれないところがあると思います。考え方として、例えば民間企業と同じように第三者委員会を設置するようにするなど、枠組みを決めてもいいと思います。
オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
今回、特に対応がないということですが、そういうことが起きてしまったら、例えば集客ができなくなるなどがないと、第三者委員会を立ち上げる労力をかけるインセンティブがなくなってしまうと思います。
今回に関しても厳しい対応をとった方がいいと思ってしまいました。
<プロフィール>
樫田小夜
TBS報道局 調査報道部・記者
子どもの虐待・性被害などを取材
秋元里奈 さん
オンライン直売所「食べチョク」代表、33歳、神奈川の農家に生まれる。