東日本大震災の地震が後発地震であり、注意を促すという意味では「南海トラフ地震臨時情報」とも共通すると言います。
情報が発表された場合の行動については…

(岩手大学 山本英和准教授)
「必ず地元のハザードマップを確認して、どこに避難所があるのか、避難経路までどういうルートで行けばいいのかを日頃から避難訓練をしていないとできないので、必ず定期的に避難訓練を地域で行っていくことが大事」

川崎さんが働く釜石市の「いのちをつなぐ未来館」では、過去に「後発地震情報」について取り上げた企画展も開催し啓発や周知を行いました。
(川崎杏樹さん)
「情報についても知ることから始めていただけたらと思う。注意情報が出たら備えている状況が完了しているように出来れば、行動に移しやすくなるのではないかと思います」

県外の大学を卒業後、震災の経験を伝えることを決意し地元に戻ってきた川崎さん。
(川崎杏樹さん)
「一番大事なことは、災害を自分事として捉えて、知ることだと思う。少しでも災害や防災に触れるきっかけをご自身で増やすことによって、ちょっとずつでも意識を変えることはできるんじゃないかと思う」

全国から訪れる人々に次の災害に備えて多くの命を守るため、自らの体験を語り継ぎます。