旧統一教会との関係について、自民党が調査結果を公表。
所属議員379人中179人、約47%の議員が旧統一教会と何かしらの接点があることが分かりました。さらに「関係の深い議員」121人は氏名も発表。果たして、今後「旧統一教会」との関係をきっぱりと絶つことはできるのでしょうか?

■旧統一教会と179人が接点

ホラン千秋キャスター:
自民党と旧統一教会との関係について見ていきます。

井上アナウンサー:
今回の調査がどこまで行われたのか。そして今後どう方針を定めていくのか。

まずは公表された結果人数です。
179人が接点を持っていたということで、121人の氏名が公表されました。


内訳としては、
▼関連団体会合で議員本人があいさつ…96人
▼関連団体会合で議員本人が講演…20人
▼旧統一教会主催の会合出席…10人
▼選挙でボランティア支援の受け入れ…17人
▼選挙で組織的支援・動員の受け入れ…2人 など

この中で閣僚として名前が挙がっていた山際経済再生担当大臣。会合に出席していたということがわかっています。

山際経済再生担当大臣
「アンケート調査には把握できたものはすべて書かせていただいた。当時は当該団体が社会的な問題を持つ団体との認識がなく率直に反省をしている。今後は党の方針に示されたとおり当該団体とは一切関係を持たないように行動していく」と、9日の閣議後会見でコメントしています。


どこまで踏み込んだ調査になるのか。身内でのアンケートをとったというような形ですので、まだまだ不透明な部分があると指摘するのが野党側です。

9日午前、立憲民主党の泉健太代表
「本当に179人以外は何も関係ないのかまだまだ不透明。国民のみなさんが疑念を解消するだけの報告になっていない。国会に調査委員会を求設けることを要求していきたい」と発言しました。