開業前4か月でなぜ盛り上がる? 決起集会には300人が参加

この日、開催されたのは、「スパイラルガーデン大州」の決起集会。出店者や商品開発の担当者、町内の住民など関係者、およそ300人が参加しました。

シンコー(拓興産) 田中慎一郎 課長
「向かうべき方向は、若者たちに明るい未来を残したい。今回の施設のテーマとしては、食と健康と教育というところに重点を置いてコンセプトを作り込んでいます」

会場で使われた家具や内装は、施設で実際に利用予定のものでした。

岡本幸 記者
「ここに用意された試食品は、スパイラルガーデンのオリジナル商品です」

ひときわにぎわっていたのは試食コーナーです。季節ごとの果物のコンフィチュールをたっぷりのせたタルトや、キノコとじゃこを炒めて作ったタプナードなど…。料理教室の講師陣が考案した、県内産の食材を使った8種のメニューはいずれも大好評でした。

試食した人は…
「おいしかったです。フフフ」
「ちょうどいい味付けみたいな感じで、どんどん食べたい感じでした」
「なんか優しい味で、安心して子どもにもあげられるので、そこがよかった」
「新しいおいしさで、初めての感じだったので、ドリンクも斬新でおいしかったです」
「すごく凝っていて、おいしかったです。よく考えられてあって、心が暖かくなる感じでした」

決起集会の一番の目的は、関係者同士がざっくばらんに連携すること。実は、この日で3回目の開催でした。

シンコー(拓興産) 田中慎一郎 課長
「やりすぎですよね? でも意味があってやっているんですよ。だんだん人数も増えるし、関係もより強固にしていくことで、今後の仕事がスムーズになっていくかなというふうに思っていますので」

スパイラルガーデン大州は、広さおよそ5000平方メートル大規模商業施設です。26の区画には、全国的に有名な店ではなく、広島ならではの店が集結する予定です。「広島ならでは」を重視する姿勢は、出店する店舗(企業)だけでなく、食材・人材・内装材に至るまで。例えば、施設で使われるレンガは竹原産です。

場所は、広島市南区大州。広島駅から歩いて30分余りの県道沿いで、手がけるのは、すぐ隣にある、船のポンプを作る会社「シンコー」です。