過去最多!4090万人分の個人情報が漏えい
東京商工リサーチの調査結果によると、去年流出した個人情報は4090万人分で、調査を始めてから過去最多となりました。
情報漏えいや紛失事故の件数の原因別でみますと、ウイルス感染・不正アクセスが53.1%と大半を占め、次いで誤表示・誤送信、そして不正持ち出し・盗難が続きました。
漏えいした情報は名前やメールアドレスのほか、クレジットカード情報やネットショッピングの購入履歴です。
盗まれた情報は闇サイトで売買されるほか、メールアドレスなどの情報をつかってサービスへの不正アクセスに利用されたり、クレジットカードが不正に利用されたりする被害につながります。

外部からの攻撃は、システムやサービスの弱い部分、脆弱性が狙われると小山さんは指摘します。
「例えばOSやソフトウェアが最新の状態になっていないとか、ウイルス対策のソフトが入っていないとか、パスワードが簡単なものだったり使い回されていたりとか、データへのアクセス権が適切に設定されていないと、簡単に不正アクセスされてしまう恐れがあります」
小山さんは、普段から気を付けているという人でも、生活のタイミングで誰でも油断して、被害を受けてしまう可能性があるといいます。