手術の結果、重い後遺症が...
およそ6時間におよぶ手術で、脳出血の原因となった血管の塊を摘出。唯人くんは一命をとりとめました。リハビリを経て退院。2月上旬、再び学校に通えるようになりましたが…。

(吉原唯人くん)
「この辺が全く見えない」
両目ともに「左下が見えなくなる」という重い後遺症が残ったのです。学校生活を支えたのはクラスメイトでした。常に数人が唯人くんに寄り添い、階段の上り下りなどに手を貸しました。

(同級生)
「見えないところが危ないのでそこを注意しながら。危なかったら注意して」

それでも前を向き続ける唯人君
それでも「視野が狭まっても水泳はできる」と唯人くんは前向きでした。
(吉原唯人くん)
「ほかに(脳動静脈奇形)になった人はもっと大変な後遺症があるのに、自分は目だけですんでよかった」

その後、リハビリで見えない部分をカバーする目の動かし方を覚えた唯人くん。徐々に、以前と同じような学校生活が送れるようになったといいます。その様子をつぶさに見てきた、担任の横山先生です。
(担任 横山広江教諭)
「お母さんから(大会で倒れた)と電話をいただいた時には、信じられないというか、とにかく無事でいてほしいと思うばかりでした。もう何もできないので…」















