能登半島地震からの復興に向け、将来のまちづくりについて行政と市民が意見交換する住民懇談会が17日から石川県輪島市で始まりました。

輪島市 坂口茂市長
「必ず震災前よりもっともっと豊かで、そして魅力ある、安心して暮らせるそんな輪島市を作ります」

輪島市内で開かれた懇談会には、河井地区と鵠巣地区の住民34人と輪島市の職員など合わせて50人ほどが参加しました。輪島市の坂口茂市長からは、有識者らで検討を進めてきた復興まちづくり計画の基本構想案が説明され、「被災者の生活再建」「地域を支える生業の再興」「新たなまちへの再生」の3つの柱を目標にした取り組みなどが述べられました。

また住民との意見交換も行われ、災害公営住宅の建設の見通しや観光客などに安心して輪島に訪れてもらえるような災害対応やPRなど多くの意見が交わされました。

参加者
「家にいて文句ばっかり言っててもはじまらないから、直接こうやって市長さんの前で全部ではなかったけど一部でも伝えられて良かったかなと」
輪島市 坂口茂市長
「最終的な部分は年明けになると思いますけど、少しでも早く復興計画を作って行きたいと思います」

輪島市の住民懇談会は今月29日まで行われる予定です。