M8クラスの地震“1週間以内に0.5%” 南海トラフ「巨大地震注意」
今回の地震が南海トラフ地震に繋がるおそれはあるのか。気象庁は初めて「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、巨大地震が起きる可能性が高まっていないか調査しました。

評価は、3段階中2番目の「巨大地震注意」。1週間以内にマグニチュード8クラスの巨大地震が発生する確率は約0.5%です。
ーー防災対応とは、どの地域でどんな行動をとってほしいか?
南海トラフ地震評価検討会 平田直 会長
「想定南海トラフ地震のどこかで起きる可能性がある。そもそも、南海トラフの東西500キロぐらいのどこかでマグニチュード8~9ぐらいの地震が起きる。プレートの固着状態に変化がある可能性があって、現時点では“どこ”とは言えないので、注意してほしいのは全体。

もし、最大クラスの地震が起きれば、関東では震度は5強とか5弱。東日本大震災のときの揺れぐらい。津波も、九州~四国・紀伊半島、房総半島の外房でも高い津波が来ると想定。津波が起きれば、西南日本だけではなく十分注意が必要。東京都は島しょ部では高い津波に襲われる可能性があるので注意が必要」
ーーどれくらいの期間、備える必要があるか?
南海トラフ地震評価検討会 平田直 会長
「巨大地震注意は1週間続けていただきたい。国全体として」