13日午後9時19分ごろ、宮崎県で最大震度5弱を観測する強い地震がありました。

このため、気象庁は、今回発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。

そもそも「南海トラフ」とは?

まず、南海トラフ地震について。「南海トラフ」とは、静岡の駿河湾から今回震源となった宮崎の日向灘にかけて、プレートの境界に沿って伸びる「海底のくぼ地」のことです。

南海トラフ沿いでは、約100年から150年の間隔で大規模な地震が起きています。前回の大規模な地震から既に80年程経っていて、南海トラフ地震は近い将来の発生が予想されています。

愛媛県の想定によりますと、発生すると県内では最大震度6強から7の激しい揺れに見舞われ、各地に3メートルから20メートルの津波も押し寄せ、最悪の場合、揺れや津波などによる死者は1万6000人を超え、全壊する建物は24万棟余りに上ります。