連日暑い日が続く中、災害が起きた場合、避難所は普段よりも過酷な状況となることが想定されています。障害のある子どもが避難した時に、どのような準備が必要なのか。様々な状況を想定した訓練を続けてきた子どもと、その関係者が再び集まりました。
7月25日。夏休みの福島県立平支援学校に、笠間理恩さん(13)がやって来ました。

心身に重い障害を持つ重症児の理恩さん。手足を動かすことや、言葉を伝えることができません。真夏に災害が起きたとき、障害のある子どもが避難所でどう過ごすのか。理恩さんのケアに関わる人たちおよそ20人が集まり、訓練が行われました。

理恩さんの母・笠間真紀さん「目的としては、避難した後の質の向上を目指して、前回は冬の寒さ対策、今回は夏の暑さ対策を多職種で検討していきたいと思います」