2000年頃、およそ170人がいた日田梨部会は現在83人にまで減少。高齢化も進む中、市は若い世代の確保に向けて積極的に研修を受け入れたい考えです。
日田市農業振興課 高瀬咲絵さん:
「将来の農業の開拓に向けて、新たな担い手の確保というところを目的にSNSの活用を視野に入れて制度を広めていきたい」
この支援制度では、空き家バンクを利用した住宅準備の補助や国の就農準備資金なども受けられることもあり、2人は新しい土地での挑戦に踏み切れたといいます。
今後はすでに決まっている日田市内の梨農園の継承に向け2年間の研修を進めていきます。

日高亜沙美さん:
「私たちみたいに移住して、よそから来て『やりたい』みたいな人が将来的に増えたらいい」
日高謙太さん:
「しっかり梨を出荷できるというのは、今研修していて4か月でもうれしいことなので、自分でしっかり一年したらうれしいだろうなと思う」
北海道を離れ新たな道を選んだ日高さん夫婦。日田梨を担う農家として自立に向けた挑戦の日々が続きます。