元日に発生した能登半島地震以降、新潟市西区の一部では『避難指示』が今も継続していますが、解除の時期が見通せないために、対象エリアの住民や事業所は、再建を進めたくても進められないもどかしさを抱えています。

新潟市西区の県道16号沿いには傾いたままの建物が残され、危険を示すパイロンが並ぶエリアがあります。大野地区の一部では、今も避難指示が続いているのです。

西区の2か所に事務所を構えながら車の販売などを手掛ける八幡雅史さん(39歳)の自動車販売店『soleede』も、避難指示エリアの中にあるため地震後の営業再開のめどが立っていません。

「半年前から実質何もしていないような状況ですね…」
「ここは地面が隆起して、こんな感じでアスファルトが全部割れてしまった」

地震と液状化の影響で地面が隆起して建物も傾き、建物の修復を始められないでいるのです。

「手を着けられない理由は…、擁壁と壁とこの辺りのところが解決しないと、この平地の工事が進められない」