特集は、戦時中、中国の満州に存在した「仙台村」です。仙台村に曾祖父と祖父がいたという青年がいます。資料がほとんど残っていない中、自身のルーツをたどろうとする青年の葛藤と決意です。
■自分の祖父が満州・仙台村にいた
7月、仙台市青葉区で仙台村を題材にした紙芝居が披露されました。

会場の中で真剣に話を聞く青年の姿を見つけました。
記者:
「参加した理由はなんですか?」
青年:
「僕自身が仙台村に関係があり、祖父が仙台村にいまして・・・」

東北大学の大学院生 千葉隆司さん(22)です。

戦時中、仙台市から中国の満州に渡った人たちが暮らした仙台村。

自身のルーツに関わりがあると気付いたきっかけは、幼少期に聞いた父と祖父の会話でした。