介護用サウナ、専門家の評価は

このサウナについて専門家は、介護の新たな選択肢になると話します。

東北福祉大学 相場恵准教授:
「『介護をしてもらっているからできない』といっぱい諦めていることがあると思う。そういう人たちが暮らしの中でそれをセレクトできるような、その環境を整えるというのはとても大切なことだと思う」

東北福祉大学 相場恵准教授

一方、実用化には課題も。

東北福祉大学 相場恵准教授:
「そもそもサウナは疾患のある人で禁忌症になっているところがある。そこでハードルが高い。要介護レベルプラス、どういう疾患があるか。体験してもらいながら、理解してもらうことが必要」

魅力を多くの人に伝えたい。サウナの熱波のような熱い思いで鈴木さんは開発を続けています。

鈴木工務店 鈴木美範代表:
「サウナをやればやるほどサウナが嫌いという人に会う。サウナの入り方を知らない、とか。もっと自由に、楽しく入れる文化、入り方というのが定着しないと一時のブームで終わると言われているので、特別なものじゃなくて家庭に普通にあるものだっていう時代が来たら面白いなと思っている」

鈴木工務店 鈴木美範代表

介護用のサウナについては、来年の本格的な実用化目指し開発を続けるということです。また、ハイエースのサウナはレンタルが可能で3時間で税抜き3万円、宮城県内を中心に対応しているということです。