ワクチンで予防できないの?細菌とウイルスの違い

 ここで細菌とウイルスの違いについて見ていきます。

 同じような病気を引き起こすものだと感じますが大きな違いがあります。大きさは、細菌が約1~10マイクロメートル、ウイルスは約0.1マイクロメートルです。そして単独で増殖するのが細菌の怖いところですが、ウイルスは単独では増殖はできず生物の細胞に入り込んで細胞が増えるのに合わせて増えていきます。

 細菌への対処は、歴史的にワクチンより抗菌薬が多く作られてきて、抗菌薬があるためにワクチンはなかなか開発されないという現状があるそうです。一方でウイルスに関してはワクチンが比較的多く開発されています。

 細菌の場合は膿が出やすく、医師はのどの膿の出方を見て、これは溶連菌ぽいな…とわかり、検査すれば判断ができるということだそうです。