怖いのは症状の進行スピード…半日で死に至るケースも

 その怖さは症状の進行が非常に急激かつ劇的であることです。例えば、指先の第1関節の傷口などから溶連菌が入ったとして、手全体が壊死してしまうのが3~4時間、腕全体に広がるのが5~6時間、半日で敗血症や多臓器不全などで死に至ってしまうケースがあるということです。

 治療としては抗菌薬が効くそうですが、症状の進行が早すぎて間に合わず、切除や切開が必要になってしまうことがあるそうです。

 症状が出た際に、様子を見て…としてしまうと危険な状況に陥ります。腫れが1時間単位でこれほど広がる病気は他にあまりない上に、痛み・高熱が出たりうなされたりすることもあるそうで、そうした症状が出た場合はすぐに救急車を呼んで病院に行くことが大事だということです。