災害への備えは天気が穏やかなうちに 家の周りや身の回りの確認を

 まずは家の周り。側溝や雨どいを確認しましょう。落ち葉やごみがたまっていませんか?側溝に落ち葉などがたまっていると雨水がうまく流れず、あふれ出してしまうおそれがあります。晴れているうちに掃除をして、水はけをよくしておきましょう。

 また、家から近い避難場所を家族や親しい人との間で確認しておきましょう。川が増水した場合でも避難場所まで安全に避難できるか、避難経路も確認しておいてください。非常時の連絡方法や連絡先も決めておくことが大切です。

 次に身の回りのこと。非常用の食料品や飲料水などの防災用品です。避難時に必要な最低限の量として備えておくことが推奨されているのは3日分です。非常用持ち出し袋にまとめて用意しておきましょう。家族に乳幼児がいる方は、粉ミルクや液体ミルク、紙おむつ、おしりふき、ウェットティッシュ、保険証と医療証のコピーなどを備えておくとよさそうです。災害時にはお湯が使えない場合も多いため、常温のまま使用できる液体ミルクが活躍しそうです。また、哺乳瓶の消毒ができないときには、紙コップで少しずつ飲ませる方法もあります。停電への備えも忘れずに。懐中電灯や予備の電池、モバイルバッテリー、携帯ラジオなども役に立ちます。