ドジャース大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告をめぐり、検察側との司法取引で交わされた『合意文書』が公開されました。その内容から何が読み取れるのか、国際弁護士・村尾卓哉さんに話を聞きました。さらにアメリカでは今回の事件をめぐり早くも『ドラマ化』という話が?こちらは放送プロデューサーのデーブ・スペクターさんに話を聞いています。
水原被告が司法取引で認めた2つの罪
日本時間の5月9日にアメリカ司法省は、水原被告が検察側との司法取引で2つの罪を認めたことを発表し、合意文書を公開しました。1つは大谷選手の口座から日本円で約26億円を不正送金した銀行詐欺の罪。もう1つは約6億円の所得を隠して虚偽の納税申告をした罪です。
また水原被告が大谷選手からだまし取った金を歯の治療に使っていたことも発覚。アメリカ司法省によりますと、水原被告は去年9月、歯の治療で約900万円が必要になり大谷選手に相談。水原被告は大谷選手から900万円の小切手を受け取りましたが、支払いには受け取った小切手を使わず、大谷選手に紐づくカードを使用して、小切手の900万円は自分の懐に入れていたといいます。
1000万円近いという歯の治療。治療を受けたとされる去年9月の前後の映像で比べると、確かに水原被告の歯は白くなり整っているように見えます。