米など主食買えない“ひとり親”の割合が大幅増

では、困窮家庭の実情はどうなのでしょうか?NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」が、食料支援を行っているひとり親3219人を対象に行った調査(2024年3月2日~5日)によると、現在の暮らし向きが「苦しい」「やや苦しい」と96%の人が回答しています。
また、立教大学の湯澤直美教授が、今回の調査とコロナ禍の2021年3月に行われた調査を比較したところ、以下のような結果になりました。
●「米などの主食が買えなかった」ことが
「よくあった」「ときどきあった」
・2021年→東京:30.6% 東京以外:41.6%
・2024年→全国:65%
●「肉や魚が買えなかった」ことが
「よくあった」「ときどきあった」
・2021年→東京:55.2%・東京以外:51.6%
・2024年→東京・東京以外:85%