妻が認知症の男性(69)
「もう感情がなくなってきている。何かあっても分からない。葬式でも誰が死んだかわからない。身内がなくなっても分からない。感情に表せない。気分的にはずっと一緒にいて、姿・形が変わるわけじゃないし、本当に行動だけなので、なんでっていう…」

この時、妻は見守りシールをつけたカバンを持っていましたが、活用されませんでした。江南区に住む男性(69)は見守りシールの認知度が低いのではないかと考えています。

「『こういう人が1人で歩いていれば、声をかけてくださいよ』というのが周知されていれば、声掛けもされるんじゃないかなと思うんですけど…」

江南区も、より多くの人に事業を知ってもらうことが必要だ考えています。

新潟市江南区役所 健康福祉課 片山智和係長
「シールのことや認知症についての市民の理解が重要だと考えています。“江南区見守りシール”を身に着けている人を、もし見つけたら、優しく声を掛けて、付いている二次元コードを読み取っていただければと思います」