後藤舜アナウンサー:
様々なニュースや疑問を深掘りする「tbcニュースDIG」。

村上晴香アナウンサー:
今回は、草むらなどを歩いているとよく服にくっついてくるアレです。

後藤舜アナウンサー:
そう、ソレです。「ひっつき虫」と呼ばれますが、もちろん虫ではありません。
きょうは、このひっつき虫を深掘りしていきます。

ひっつき虫について教えてもらおうとやってきたのは、仙台市野草園です。
早坂徹園長に話を聞いてみました。

仙台市野草園 早坂徹園長:
「(Qひっつき虫とは何のこと?)ひっつき虫とは“植物の実”ですね。くっついて運ばれる種類があって、それをまとめてひっつき虫と呼んでいます」

大槻聡記者:
「原っぱや山道を歩いている時に気づくと服などにたくさんの植物が付いているなんて経験をした人ももしかしたらいるかもしれません」

早坂園長が、「くっついて運ばれる」と話した通り、ひっつき虫とは動物の体や人間の衣類に張り付いて分布域を広げる植物をまとめて呼んだ俗称です。
くっつき虫と呼ばれることもあります。

仙台市野草園 早坂徹園長:
「(Qこれは?)これは、フジカンゾウ。これもこんな感じでいっぱいくっつく」

野草園でも何種類ものひっつき虫を見つけることができました。

こちらはイガオナモミ。先端がカギ状になったトゲで衣類などにひっつきます。

こうしたひっつき虫は、これから秋が深まってくると身近な河川敷や空き地などでも様々な種類が見られるようになるということです。