見守りシールを利用している男性は、66歳の妻にシールをつけてもらっています。
妻が認知症の男性(69)
「安心はありますね。これがあれば、すぐ連絡が来ますので…」

男性の妻は10年前、56歳の時に『前頭側頭型認知症』と診断されました。
「本当に逆方向へ道が分からなくなるというのは、ちょっと信じられないというね、そういう状況でした」
5年前、ひとりで買い物に出かけた妻は帰り道、自宅と逆方向に歩いて新潟バイパスに侵入。その時は警察に保護され事なきを得ましたが、その2週間後にも再び行方不明に。およそ3キロ離れた新潟市東区のJR越後石山駅まで1人で歩き、娘が見つけて保護しました。

それ以降、男性は妻にGPSを持たせるようにしました。裏には見守りシールも貼ってあります。また、カバンにもシールをつけ、シールを入れたバッジも手作りしています。
しかし2年前、妻はまた行方不明になったのです。今度はバスに乗って病院まで。














