神戸市東灘区の危険な踏切…トラック立ち往生で電車ストップ


 神戸市東灘区の閑静な住宅街にある「小路踏切」が今回の憤懣の舞台です。踏切には警報機や遮断機がついていて一見すると特に危険な感じはしません。


 しかし今年7月10日に撮影された小路踏切の映像。警察官が交通規制する先には立ち往生しているトラックの姿がありました。踏切の通行再開まで約1時間がかかり、阪急電車は上下線の計78本が運転を取りやめるなど2万3000人に影響が出ました。


 この動画を撮影した片岡正さんによると、当時辺りは騒然としていたといいます。

 (片岡正さん)
 「ちょうどトラックの後ろのバンパーが線路の溝に引っかかっているような状況だったんですよね。警察の方が5人くらいおられて、それでこの辺が通れないので、どんどん車が渋滞して迂回していってる感じで」


 警察によりますと、引っ越し業者の2トントラックが踏切を渡り、そのすぐ先の急勾配の坂を上る途中、トラック後部のバンパーが線路の溝に引っかかり動けなくなったというのです。

 実はこの踏切では去年4月と10月にもトラックの立ち往生が起きています。付近の住民によると過去にも頻発しているといいます。

 (踏切付近の住民)
 「もう数十年の間に何回も起こってますもん。一番怖いのは(電車との)事故ですよね、阪急のね。阪急の事故が起きたら大変ですもんね」