「蛇行剣に秘められた精神きっとある」復元で日本刀の源流を探る
この日、蛇行剣の見学に訪れたのは河内國平(82)。現代最高峰の刀匠(とうしょう)の1人だ。

刀匠 河内國平氏
「最後の仕事としてやってみようと思ってるけどね」
数々の名刀をつくり続けてきた河内だが、いま、巨大蛇行剣を自らの手で作ることを考えているという。この日、車に乗せて来ていたのが…

刀匠 河内國平氏
「(Q.何メートルくらい?)2メートル、重さ16キロ」
すでに2メートルの鉄の棒の重さを確認したり、一部の試作も行なったりしたという。

河内は4世紀に朝鮮半島の百済から送られたとされる国宝・七支刀(しちしとう)を2度復元するなど、古代の刀剣の研究を続けて来た。
巨大蛇行剣の復元には日本刀の源流を探る意味もあるという。

刀匠 河内國平氏
「絶対にやってみたい。本当に体力もいるだろうし、作ったらいいではないだろう。日本刀だって、すぐにぽっと生まれたものでもない、基本は古代刀剣。そこ(蛇行剣)に隠されている、秘められている精神的なものがきっとある、あの時代の。それまで分かればおもしろい」














