実はICカードがまだ使えない… 今後求められる対応は?

存続することになった近江鉄道ですが、公費のサポートに依存することなく、利便性向上などで経営状況の改善を図ることが求められるのは、言うまでもありません。

具体的には、▽高すぎるとも言われる運賃の値下げ(主要区間の1つの近江八幡~八日市で460円)や、▽ICOCAなど交通系ICカードへの対応(4つの駅でJRと接続しているのに現在はICOCAが使えない…)が最優先課題になることが予想されます。

ローカル鉄道の存廃が社会問題化する中で、上下分離移行で経営状況を改善し、地域のニーズに応えていけるのか。近江鉄道の今後が注目されます。

(MBS報道情報局報道センター 松本陸)