『選手が自覚していなかった強み』も発見

 このソフトによって練習にも変化がありました。分析結果を基に選手の長所を伸ばす練習ができるようになりました。

 監督と選手がデータを確認しながらバッティング練習をしています。

 (岡野清和監督)「志摩さんは外の高め。オッケー、ナイスバッティング。そのコース安心感ある?打てる安心感ある?」
   (志摩さん)「今までなかったですけど、(データが)出てやってみたら、意外と打てるなと」
 (岡野清和監督)「そら、そこヒット打ってるねんもん実際」

   (志摩さん)「(外角高めが強いことは)初めて知りました。自分でイメージなかったので」
 (岡野清和監督)「なるほど。オッケー、いいね」

 ソフトを駆使した“ID野球”で今年の春には嬉しい成果がありました。3月の県大会「春季兵庫大会」で4年ぶりに公式戦で勝利することができたのです。