「プログラミングを情報の先生に教えてもらうところから…」2年かけて完成

 選手に自信を与えた分析ソフトですが、開発には思いのほか苦労があったと話します。

 (田中博土さん)
 「最初は僕は何もプログラミングの知識はなかったので、情報の先生に教えてもらうところからだったんですけど。(先生と)住んでいる市が一緒だったので駅前のマクドナルドに集合して、修正してやって、というのをやりながら夏休みには(プログラミングの式を)なんとなく読めるくらいにはなった」

 情報科の先生にも手助けしてもらいながら、放課後や休日をソフト製作に費やすこと2年、今年3月にようやく完成しました。

 その様子を間近で見ていた母親は次のように話しました。

 (田中さんの母・宏子さん)
 「新しいものを作るかつ『これや』って決めたらそれをずーっとやるのは小さいころからですね。休み時間の10分が勝負やとか言いながら、楽しみながらやっているからすごくいいなと思って見ていました」