会話の中でいきなり「うるせえよ!」

アポイントを取り、改めて会うことになったのは名古屋市内の公園。この日は、カメラは持って行かずに、ラフな形で話ができればと思っていました。しかし… 

「うるせえよ!」「死ねよ」

話をしている最中にも乱暴な言葉が飛んできます。これも「汚言」と呼ばれるトゥレット症の症状の1つだということですが、言葉を発する度に怜音さんは

「ごめんなさい…」

怜音さんが一番苦しんでいるのは声を出した時の“まわりの目”

公園で私と話をしている時も、通りかかる人たちから視線が飛んできます。やんちゃな若者2人組がたむろしてるように見られていたのかもしれません。

周囲の視線は冷たく、この時は(一刻も早くこの場を離れたい)と思っていました。取材を通して理解することができた今は、微塵もそんなことは思いませんが、当時は記者としてあるまじき姿勢だったと反省しています。