「歌舞伎町の“ノーパンしゃぶしゃぶ”に一度行ってみたい」大蔵省ノンキャリアの金融検査官が「極秘情報」を漏洩…その見返りに第一勧銀「MOF担」から受けた「過剰接待」とは 平成事件史の舞台裏(25)大蔵省接待汚職事件

「失われた20年」と呼ばれた平成の時代、東京地検特捜部は、バブル経済の崩壊を契機に、それまで“聖域”とされてきた政治家・大企業・裏社会の癒着に本格的にメスを入れ、大型経済事件を次々と摘発していった。1998年1月、特捜部はまず「大蔵省OB」の逮捕、続いて大蔵省本省への強制捜査に踏み切った。それと同時に、第一勧業銀行から「過剰接待」を受けていたノンキャリアの「金融検査官」2人を逮捕した。「金融検査官」とは、…