アメリカのファストフード大手マクドナルドは、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、ロシア市場から撤退する方針を発表しました。
マクドナルドは16日、声明で、経営的な観点から予見可能な将来に変わるとは思えないとした上で、ウクライナの戦争によって引き起こされた人道的危機を無視することは不可能だと説明しました。
ロイター通信によりますと、ロシアからの撤退に伴い、12億ドルから14億ドル、日本円でおよそ1500億円から1800億円の損失を見込んでいるということです。
マクドナルドは3月、ウクライナ侵攻を受け、ソ連崩壊前の1990年に開店した1号店をはじめ、ロシアの850の地域にある全ての店舗を一時閉鎖していました。
モスクワ市民
「ポテトが好きでした。今はKFCかバーガーキングに行きます」
「とても残念ですが、ロシアは何とかやっていきます」
タス通信によりますと、マクドナルドは複数のロシア企業と事業譲渡の交渉を進めているとし、早ければ6月には新たな名前で営業を再開するとしています。

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