国会では、きょうから参議院で予算委員会が開かれていて、政府が掲げる防衛力の強化などをめぐって野党の追及が続いています。国会記者会館から中継です。
野党側は相手のミサイル発射拠点などを叩く反撃能力について、どのように行使の判断をするのか岸田総理をただしました。
立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「先日、浜田防衛大臣も第一撃を事前に察知し、その攻撃を阻止するのは難しい。総理、判断を間違える可能性、十分にあります。これ、総理大臣としてどうお考えですか」
岸田総理
「肝に銘じて、最終的には総理大臣として、しっかりとした判断を行う。そうした覚悟を持って臨んでいきたい」
岸田総理は「先制攻撃は国際法違反である」としたうえで、最終的には総理が反撃能力の行使について判断するとの認識を示しました。
また、台湾有事の際の被害想定や避難のシミュレーションを行っているのかと問われた岸田総理は、沖縄の離島住民の避難手順などを確認・具体化する図上訓練を今月中にも実施すると明らかにしました。そのうえで、「様々な種類の避難施設の確保を着実に進めていきたい」と強調しました。
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