米セントルイス連銀のムサレム総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)のインフレ目標を達成するには追加利上げが必要になる可能性があると述べた。今月の利上げ後も金融政策はなお景気を刺激している可能性があるとの見方も示した。

ムサレム総裁は21日のロイター通信とのインタビューで、「根強い需要と繰り返し生じる供給要因の双方が、インフレリスクを高止まりさせている。インフレ抑制に向けて政策をさらに引き締めなければ、18カ月後のインフレ率は2%の目標に達するよりも、大幅に上回っている可能性の方が高いと判断している」と語った。

FOMCは先週、約3年ぶりに政策金利を引き上げることを全会一致で決定し、年末までにあと1回の利上げを見込んでいることを示唆した。連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長は今回の利上げについて、「緩和の度合いを幾分縮小した」とし、インフレ率の2%への回帰を早める狙いがあると説明した。

今年は金融政策決定の議決権を持たないムサレム総裁は、将来的に大幅な政策変更に踏み切るよりも、早い段階から小刻みに利上げする方が「混乱が少ない」と指摘。現在3.75-4%の政策金利の誘導目標レンジは「緩和的な側にある」とし、経済成長を鈍化させてインフレを抑えるには、引き締めの度合いが十分ではないとの認識を示した。

原題:Fed’s Musalem Says More Rate Hikes Likely Needed to Cool Prices(抜粋)

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