(ブルームバーグ):米マイクロソフトは、クラウド部門「Azure(アジュール)」の四半期売上高の開示を始める。最も重要な成長エンジンでありながら情報開示が不十分だとして、ウォール街から長年批判を受けてきたが、方針を転換する。
投資家向け広報(IR)責任者ジョナサン・ニールソン氏は、Azureの事業規模を踏まえると、「透明性をもう一段高めるうえで適切な時期だと考えている」とインタビューで語った。
マイクロソフトは2日に提出した資料で、過去2年分のAzureの四半期売上高を開示した。売上高は一貫して拡大し、直近の四半期には294億ドル(約4兆7000億円)に達した。Azureはデータ保存やソフトウエアサービスを提供する。
世界最大のソフトウエアメーカーであるマイクロソフトはこれまで、Azure事業の売上高そのものは開示せず、伸び率だけ公表してきた。
投資家やアナリストからは、Azureの業績をより明確に把握できる情報を求める声が上がっていた。AzureはマイクロソフトのAI事業の動向を占う指標となっている。

マイクロソフトは今回の変更を、主要な報告セグメントに関する、2015年以来の大幅見直しの一環として発表した。
現在の2つの報告区分、インテリジェント・クラウド(Azure、サーバー製品)とプロダクティビティー・アンド・ビジネスプロセス(Microsoft 365、旧Office製品群)を、「エージェント・アンド・インフラ」という単一のセグメントに統合する。Windows、検索広告、Xboxを含む「モア・パーソナル・コンピューティング」は「デバイス・アンド・コンシューマー」に改称する。
原題:Microsoft to Disclose Azure Sales After Investor Gripes (1)(抜粋)
--取材協力:Dina Bass.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.