(ブルームバーグ):三菱自動車は2日、約7年ぶりに復活するスポーツタイプ多目的車(SUV)「パジェロ」を世界初公開した。
発表によると、2026年度に新型パジェロを生産するタイを皮切りに日本、オーストラリアに順次投入し、来年度以降にASEAN(東南アジア諸国連合)、中南米、中東など100カ国を超える国・地域に順次展開していく。日本での予約注文は10月1日に開始される。
三菱自は5月に公表した中長期ビジョンで、悪路走破性の高いオフロード車と同社が強みとするASEAN市場向け商品に注力する方針を打ち出した。低迷する販売台数てこ入れと利益率改善の二兎を追う考えで、パジェロはその成否を占うモデルとなる。
三菱自の岸浦恵介社長は都内で開いた発表会で、新型パジェロは中長期ビジョンを具現化する商品の第一弾で、「三菱自動車ブランドを牽引(けんいん)するフラッグシップモデルだ」と述べた。その上で、「今後、新型パジェロを頂点とし、コンパクトSUV、スモールSUVを加えたパジェロシリーズを展開していく」と述べた。
1982年に初代が発売されたパジェロは、乗用車のような快適性を兼ね備えた本格オフロード車として人気を博した。過酷な環境で知られるダカールラリーで日本車として初めて総合優勝したことでも話題となった。
国内では90年代にアウトドアやレジャーなどを楽しむレクリエーショナル・ビークル(RV)ブームを代表する車種の1つとなったが日本市場向けは2019年、海外仕様も21年に生産を終了していた。累計販売は325万台を超えた。
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.