(ブルームバーグ):米アルファベット傘下の自動運転技術会社ウェイモは、初のデットファイナンス(借り入れや社債発行による資金調達)に向けた協議の大詰めを迎えている。世界のロボタクシー市場で首位を目指して事業を拡大する中、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)などから30億ドル(約4800億円)超を調達する。
ブラックストーンやシックス・ストリート・パートナーズなども融資を提供する。債務には格付けが付かず、金利はベンチマークに500ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)超を上乗せした水準となる見込み。詳細が非公開であることを理由に、複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。
複数の関係者によると、資金調達に向けてゴールドマン・サックス・グループと取り組んできたウェイモは、数日中に取引を取りまとめることを目指している。協議は継続中で、条件が変更される可能性もあるという。
ウェイモ、ゴールドマン、ピムコ、ブラックストーン、シックス・ストリートの担当者はいずれもコメントを控えた。
ウェイモは従来、成長資金を主に株式による資金調達で賄ってきた。今年はすでに、1260億ドルの評価額で160億ドルを調達している。しかし、無人運転車両の拡充を続ける一方、AI関連コストの上昇にも直面しており、さらなる成長に向け、別の資金調達手段を模索している。
ウェイモは先月、ロボタクシーの性能向上を支える独自設計の半導体を開発したと発表。今年、世界20都市で有料乗車を週100万回提供することを目標としている。すでに米14都市で週50万回を超える有料乗車を提供しており、ロンドンや東京を含む十数カ所でサービスを試験運用するための準備も進めている。
デットファイナンスは、ウェイモに対する資本市場の投資家の理解が深まる機会にもなる。他の配車サービス企業も同様の道をたどってきた。
ウーバー・テクノロジーズは2016年に初めてデットファイナンスを実施。事業拡大の計画を進めるため、レバレッジドローン市場の投資家から11億5000万ドルを調達し、3年後に株式を上場した。以降、ウーバーは資本市場で繰り返し債券を発行している。
原題:Waymo Taps Pimco, Blackstone for $3 Billion in First Debt Deal(抜粋)
--取材協力:Ellen DiMauro、Natalie Lung.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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