ビッグデータ保管・分析サービスを提供する米スノーフレークの株価が時間外取引で急伸した。通期の製品売上高見通しを市場予想を上回る水準に引き上げたほか、AI支援コーディングツールの利用が急速に拡大していると明らかにした。

同社は2日の発表資料で、2027年1月期の製品売上高が約60億7000万ドル(約9640億円)になるとの見通しを示した。5月時点の予想から引き上げ、市場予想平均の58億6000万ドルも上回った。製品売上高は同社の総売上高の約95%を占める。

同社は企業データをクラウド上で整理・分析するソフトウエアを手掛け、プラットフォーム全体へのAI導入を進めている。投資家の間では、コーディング支援ツール「CoCo」など新たなAI製品によって同社が事業を拡大できるとの期待が高まっている。

5-7月(第2四半期)にCoCoの利用を開始した顧客アカウントは2000件を超え、合計9100件になった。

株価は通常取引を305.84ドルで終えた後、時間外で20%余り上昇した。通常取引終値ベースでは年初来39%上昇していた。

ベンチマークのアナリスト、イー・フー・リー氏は決算発表前のリポートで、スノーフレークに対するウォール街の期待は「大幅に高まっており、投資家はAIによる利用拡大が持続するかどうかに注目する可能性が高い」と指摘した。

5-7月期の製品売上高は前年同期比37%増の14億9000万ドル。ブルームバーグがまとめた市場予想平均の14億2000万ドルを上回った。一方、受注の指標となる残存履行義務(RPO)は90億ドルと、市場予想平均の93億7000万ドルを下回った。

スノーフレークの最大の競合とみられるデータブリックスは先月、新たな資金調達ラウンドを完了し、評価額は1900億ドルとなった。データブリックスは年間換算売上高が70億ドルを突破し、5-7月期は前年同期比80%超の伸びとなったことも明らかにした。

原題:Snowflake Jumps on Revenue Outlook, Uptake of AI Assistant(抜粋)

--取材協力:Ignacio Gonzalez.

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