(ブルームバーグ):フィンランドのスマートリングメーカー、オーラ・ヘルスと一部の出資者は、米国での新規株式公開(IPO)で最大30億ドル(約4770億円)の調達を目指している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者の一部によると、IPOは9月にも実施され、企業価値は160億ドルを超える可能性がある。既存投資家もIPOで相当量の株式を売却する見通しだという。同社が手掛けるスマートリングは健康やフィットネス、睡眠を記録する。
オーラは5月、IPOを非開示で申請したと発表した。上場に向け、ゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェース、アレン・アンド・カンパニー、ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループと協力していると、ブルームバーグ・ニュースは先に報じた。
米アップルや韓国のサムスン電子が新たな種類のウエアラブル技術を模索する中、オーラは腕時計よりもかさばらない機器で健康指標を測定したい消費者の支持を集めている。サムスンは2年前にリング型端末を投入し、アップルはAIを搭載した各種ウエアラブル端末を開発している。
協議は継続中で、時期を含むIPO計画の詳細は変更される可能性があると、非公開情報を理由に関係者が匿名で明らかにした。オーラの担当者にコメントを要請したものの、返答は得られていない。
フィンランドと米サンフランシスコに主要拠点を置くOuraは2013年に設立。昨年9月にはシリーズEの資金調達ラウンドで8億7500万ドルを調達し、評価額は110億ドルに達したと、ブルームバーグ・ニュースが報じた。
同社は、11月の米中間選挙を前にIPOを目指す企業の波に加わることになる。
トム・ヘイル最高経営責任者(CEO)は昨年9月、リング販売数が計550万個に達したと明らかにした。24年6月までの250万個から増加した。同社は26年の売上高が15億ドルに達すると見込んでおり、24年の5億ドルから3倍となる。
原題:Smart Ring Maker Oura Is Said to Seek Up to $3 Billion in IPO(抜粋)
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