トランプ米大統領は、米石油大手シェブロンのマイク・ワース最高経営責任者(CEO)がFOXビジネス・ネットワークのインタビューで政権の化石燃料推進策に言及しなかったと批判した。また、石油各社に対し、価格を「今すぐ引き下げろ!」と求めた。

シェブロンは第2四半期に120億ドル(約1兆9000億円)の利益を計上。1日当たり約1億3200万ドルに相当する。米国とイランの戦争に伴うホルムズ海峡の封鎖を受け、原油価格と精製マージンの急上昇を追い風に過去最高となった。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、ワース氏がインタビューで「自社の業績が非常に好調な理由を全て挙げていた」と指摘。「都合よく触れ忘れた唯一のことは、トランプ政権の天才的な先見性、強さ、安定性がなければ、石油業界も、この国自体も壊滅していただろうということだ!」と強調した。

ワース氏はホワイトハウスをたびたび訪れており、トランプ氏とは良好な関係を築いていることで知られる。制裁下のベネズエラで事業を続けた唯一の米大手石油会社であるシェブロンは、トランプ政権によるマドゥロ前大統領の拘束と、ベネズエラの石油産業再建の取り組みで、最大の恩恵を受ける立場にある。

トランプ氏は投稿で、「彼らはマイクとシェブロンをベネズエラから追い出した。しかし今や、彼らはかつてないほど大きく、強くなり、大もうけすることを期待している!」と述べた。

中東での紛争が5カ月目に入り、7月には、ガソリンの全米平均小売価格が再び1ガロン当たり4ドルを上回った。この数カ月で精製能力が大きく低下したため、原油価格が下落しても燃料価格は高止まりする可能性があると、ワース氏ら大手石油会社の幹部が先週警告していた。

ワース氏は7月31日のアナリスト向け説明会で、「第3四半期にかけて製品価格には上昇圧力がかかるだろう。その先も続く可能性がある」と述べた。

それでもトランプ氏は、特に11月の中間選挙を前に、石油会社に対して消費者向け価格の引き下げを求めている。

トランプ氏は投稿で、「これは他の石油会社にも言えることだ…消費者向け(小売り!)石油価格を今すぐ引き下げろ!」と述べた。

ワース氏は同ネットワークのインタビューで、「世界のエネルギーシステムに負荷がかかり、市場や顧客への供給ニーズがかつてなく高まった時期」だった第2四半期に、シェブロンは米国での生産と精製処理量が過去最高を記録したと指摘した。

原題:Trump Chastises Chevron CEO for Failing to Praise Administration(抜粋)

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