(ブルームバーグ):NTTデータグループは、2033年までに少なくとも約1兆5000億円を国内のデータセンターに投資する見込みだ。コンピューティング容量を現在の約4倍にあたる1ギガワットに引き上げ、AI用計算資源の需要の高まりに対応する。複数の関係者が明らかにした。
非公開の協議だとして匿名を条件とした関係者らの試算では、米エヌビディアなどのAI半導体を除き、国内のデータセンターには1メガワットあたり20億-25億円のコストがかかるとの前提に基づいている。投資規模は計算資源の需要によって変わる可能性があるという。
NTTデータGの広報担当者は、同社の方針を理由に投資計画については公開しないと述べた。5月のインタビューで、NTTグローバルデータセンター・ジャパンの鈴木康雄社長(当時)は、世界第4位の経済規模を持つ日本では、今後コンピューティング需要も拡大が見込めると述べていた。
同社では顧客からの要望を踏まえ、26年には合計42メガワット分を増強する。27年には栃木県で100メガワット分のデータセンターの建設を始める予定だ。
鈴木氏によれば、日本で自前でもデータセンターを拡大している米アマゾン・ドット・コムのクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービスやマイクロソフトなどからの引き合いも強い。NTTデータGのデータセンタービジネスの売上高の約8割をハイパースケーラー向けが占めているという。
「私の視点からすると競合はいない」と鈴木氏は話す。電力の調達などさまざまな理由があり、データセンターを建設する事業者は多くなく、高い需要に対して供給が限られているためだ。
またAI関連投資ではバブルへの警戒感が起きているが、NTTデータGでは需要の鈍化を示す兆候はほとんど確認されていないという。
--取材協力:Reinie Booysen.
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